プリンタブルウェアで「衣」をもっと自由に。TOMSは今、“第二創業期”です。

プリンタブルウェアで「衣」をもっと自由に。TOMSは今、“第二創業期”です。

はじめまして。トムス株式会社の代表取締役社長・坂下 田(でん)と申します。

父が1981年に創業してから42年続くTOMSですが、私が社長に就任してからはまだ3年目。先輩たちが育ててきたブランド・財産を大切にしながら、新たな時代に向かって動き始めたばかりという状況です。

まだまだ私自身が成長しなければならない立場ではありますが、ここでは、弊社に興味を持ってくださる方々に対し、TOMSの魅力、そして未来について、私の言葉でお伝えできればと思います。

Tシャツを「買うもの」から「つくるもの」に変えた会社

まずは、私が考えるTOMSという会社の魅力・価値について。

TOMSは、“プリントできる無地衣料”の製造・提供を行う、日本初の「プリンタブルウェア」メーカーです。現在は「Printstar(プリントスター)」と「glimmer(グリマー)」という2つのブランドを軸に展開しており、もしかすると、みなさまも気付かぬうちに、弊社の製品を着用したことがあるかもしれません。

今では、クラスTシャツ、スポーツチームのユニフォーム、カフェやショップの制服など、様々なシーンで、誰もが気軽に高品質なオリジナルウェアを制作することができますが、我々の商品・サービスが誕生する以前は、決してそれは当たり前のことではありませんでした。

オリジナルウェアをつくり、生活者の皆さまが「つながり」や「思い出」を楽しむ。こういった文化が日本に根付いているのは、「プリンタブルウェア」の国内リーディングカンパニーであるTOMS、そして弊社の商品を取り扱う販売業者様、プリント加工業者様が一丸となり、新たなビジネスに挑戦した結果だと誇りに感じています。

Tシャツを「買うもの」から「つくるもの」に変えた。それにより、生活者の幸せな瞬間や、事業者が夢を叶えるチャンスが増えた。これはTOMSという会社が過去に成し遂げた大きな功績です。そして、これからの未来においても、我々は、生活に欠かせない衣食住の「衣」という領域に対し、自由な発想で、新たな可能性を探していくことが使命だと考えています。

「第二創業期」は、よりオープンなカルチャーに。

続いては、私が思い描く、TOMSの未来について。

いつからか「社長」という仕事に挑戦したいという気持ちを抱くようになっていたとはいえ、このタイミングで私がTOMSの社長に就任したことは、新型コロナウイルスの影響を抜きには語れません。緊急事態宣言によるイベント自粛などを受け、TOMSも、世の中の多くの企業と同じように、過去にないほど大きなダメージを受けました。

しかし、それは良くも悪くも、デジタルシフトをはじめとする、今まで手をつけてこなかった次の時代に向けた施策に向き合うフェーズが訪れたということ。ならば、誰かが、歴史と責任を背負いながらも、会社を新しい未来に向けて変えていかなければならない。そして、それができるのは、創業者を父に持つ自分しかいない。そう覚悟を決め、手を挙げさせていただきました。

私は、「カリスマ社長」になるタイプではないと思っています。

14年前にTOMSに入社し、中国、ベトナムなどへの海外赴任も経験しながら、社内の様々な部署の業務に取り組みましたが、振り返れば、うまくいかないこと、悔しく情けない気持ちになること、反省すべきことばかり。ビジネスパーソンとしても、決してエリートタイプではなかったと自覚しています。

ただ、そんな自分だからこそ、現場の皆さんの気持ちや視点を理解し、会社の「仕組み」を改善できるのではないか。役職は違えど、対等な立場で議論、いや、むしろ教えてもらい、社員たちの力を最大限に引き出すような経営ができるのではないか。そう考えているのです。

私は、会社の現在を「第二創業期」と位置付けています。しかし必ずしも、TOMSの事業を変えたいとは思っているわけではありません。私が創りたいのは、新たな事業でなく、新たな企業カルチャー。具体的に言えば、オープンな企業カルチャーです。デジタル時代の技術も活用し、組織を今まで以上にオープンにし、部署や立場、国籍や距離も超えて、多様な社員の力が連動しやすい環境をつくる。貴重な人生の一部を使ってTOMSで働いている人間みなが仲間として、それぞれの価値観や目標を理解しながら、日々刺激を与えあい、一人ひとりのキャリアが前進していることを体感できるような場所にする。

それが実現すれば、これまでと同じ事業を主軸にしながらも、「第二創業期」と呼べるような新しい成長のステージに、TOMSというチームが進んでいけると信じているのです。

多様なバックグラウンドを持つ方々からのご応募をお待ちしています。

ユーザーの個性によってその姿を大きく変える「プリンタブルウェア」という商品のように、TOMSという会社も、参加する方々によっていかようにも進化する可能性を持っているはず。そのため、年齢、ジェンダー、経歴などを問わず、多様なバックグラウンドを持つ方々からのご応募を、ワクワクしながらお待ちしています。

私自身も現在、ステークホルダーの皆さまにもっと自分のことを理解していただけるよう、考えや想い、成功や失敗の経験を、隠さずに見せていく努力を始めています。ぜひ、あなたも、自身の個性・魅力をオープンにしてTOMSに参加し、私たちと一緒に成長しながら、衣食住の「衣」の可能性を広げる挑戦をしていただけたらと願います。

坂下 田 / Sakashita Den
1984年、大阪生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、TOMSに入社。中国の紹興、上海への赴任、ASEANシフトに向けたベトナム赴任の他、生産部、営業部、経営企画部など様々な部署を経て、2020年8月代表取締役社長に就任。自身もラグビー経験があることから、好きな言葉は「ONE TEAM」。

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